とんでくるたびに「あわれなやつやなあ」と思う。からだに止まったりして、たまに叩き落して、にぎりつぶすと、中身が空っぽですかすかな体をしている。ますます、あわれになる。
それに比べると、ジャイアントスズメバチの偵察員は威厳が違う。近くでホバリングしたりして、こっちを見ている。「ごめんなさい、ごめんなさい」と本気で言うと、フンってな感じで、あっちに行ってくれる。そこでも、アブのことを思う。「やっぱり、あわれやなあ」
また、オニヤンマもかっこいい。家のまわりを周回して、たまのホバリングなど、ほんとうにかっこいい。それに比べたら、オスプレイなんぞ、おとなのオモチャだ。(ほんものの大人のオモチャに失礼だが)ハエを食べてくれるので、細君はオニヤンマが大好きだ。三度、ここでも、アブのことをあわれだと思う。アブの卑怯さは、自らの卑怯さを知っていそうなほどだ。願わくば、自分のあわれさを自覚できれば、すばらしいと思う。
宝の山より。ビニールハウスで一月ほど干します。 |
温室(ビニールハウス内に閉じ込められたアブ。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿